潮通り公園
1982年7月公開。
富岡川沿いに位置するので「潮通り」になったと思われますが、団地住民の間では「プリン山」「プリン公園」の呼び名の方が一般的なのでは。
直径9.5m、高さ約1.9mという、大きな滑り台が目を引きます。
1987年(昭和62年)撮影
開園当初はクリーム一色のセメント造りだった滑り台。区の台帳には「富士山型」として記録されています。
2014年、老朽化に伴う改修工事を行うにあたり、地域住民と金沢区土木事務所の全員一致で滑り台を残すことに決定。当時すでに「プリン」として親しまれており、土木事務所の担当者と設計コンサルタントによる相談で、修復と共にカラメル・お皿の部分の色が変更されて、よりプリンらしい見た目になりました。
1987年とほぼ同じアングルで撮影したもの(2017年)
遊具やベンチの変化だけでなく、木々の成長も感じます。
近くに寄ると、お皿が白く色分けされているのが解ります。
登る子供たちの足跡もぐるりと。改修前はザラっとした質感だったものが、塗り替えられた時の塗料の具合からか、滑りやすくなりました。
公園敷地はプリンエリアとボール遊びが出来る広場とで、半分ずつに分けられています。
どちらも見渡せる藤棚のベンチでは、お母さん達だけでなく、散歩中の方がひとやすみする姿も。
中央小学校に面した一角には石畳の小道が設けられ、ちょっとした庭のような雰囲気に。公園愛護会による丁寧な手入れで、四季折々の花やハーブなどが楽しめます。
種が飛ぶのか、花壇以外の場所でもミントが旺盛に生えていたり。
クスノキに囲まれて、コンポストも設置されています。
すぐ隣には並木中央小学校と並木第二保育園。子どもの姿を多く見ることが出来る公園です。
関西電力のCMにも登場しています。
(はぴ太ファミリCM・Wでドドーン/下動画 30秒・1分あたり)
参考文献
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