中藻公園
1982年3月公開。ビアレ横浜に面した空間。
遊具はありませんが、春の八重桜をメインに自然を楽しめる、ゆったりとした公園です。
「中藻」は、かつて海だった頃の漁場名から付けられました。
(赤地は1945~1950年頃の陸地部分。
漁業区域・漁場名は、富岡在住の元漁師・濱田清次氏のご教示によるもの)
上図の2点線で挟まれた部分が富岡の漁業区域。漁師達は宮ノ前海岸を船着き場とし、様々なポイントに出て漁をしていました。場所により魚介の種類は様々ですが、渡り蟹やイワシ・カレイ・アナゴやシャコなどが年間を通じて採れたといいます。
漁場が公園名となった例は他に、イド藻・カキ根・イガイ根・サルダの鼻など。どれも元の場所とは異なるものの、ほんの僅かですが歴史を垣間見ることができます。
買い物に便利な場所ということもあり、昼休みの時間帯はお弁当を持って休む人の姿も。
1丁目は通りから一歩小径に入る公園が多いのに対し、2丁目・特に中藻公園は、自転車が停めやすく見通しの良い造りになっています。買い物帰りや幼児連れのお母さんが集いやすい場所かもしれません。
桜が終わる頃になると、一斉に緑が深くなります。
並木歩道橋横のクスノキはかなりの大きさに。
ビアレ・道路側のレンガ舗装が映える公園ですが、広い野原や土のままの小径も。
団地(2丁目11街区テニスコート横)からの入口や、ビアレ側のモザイク、歩道橋横でなぜか行き止まりになっている場所など、色々な表情を見せてくれます。
参考文献
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