紫陽花
並木中学校では平成15年から、学校の周囲に紫陽花を植え育てる「紫陽花学園構想」を実施しています。
地域ボランティア・保護者と連携し、全く紫陽花が無かった場所へ「10年で2000株の定植」を目標にスタート。差し芽でたくさんの苗を作る所からはじめ、年3~4回ずつの活動を続けてきました。
学校側からは部活の時間を割いて生徒達が参加し、ボランティアと共に雑草取りや花がら摘みを行います。
地域の参加者は近年減っているそうですが(3丁目では家族世帯よりも若い男性の単身者が増えているためとのこと)、常連と思われる方は自治会有志から野球チームまで様々。
活動後、ボランティアリーダーの所に教師やPTA広報が次々と集まり、剪定のコツなどを教えてもらう場面も。
体育館裏の一角だけは何度植えても根付かなかったのだそう(写真左)。
それでも、10年以上続く活動の成果をたくさんの花の中に見ることができます。
並木では、埋立地ゆえの平坦な土地に変化をつけるため、高さの異なる樹木が計画的に配置されています。その中で、紫陽花は管理する場所や人によって株の大きさが変わるため、異色の存在と言えるかもしれません。
街区ごとに建物と花の組み合わせを色々楽しめるのが魅力です。
参考文献
Comments